嫌いな人には本を書いてもらおう

テレビなんかを見ていますと、何と言いましょうか、言い方が辛辣というか、乱暴な言葉を使ったり、人が話してるのに被せてくるように発言する人がおります。

言葉が辛辣というのは、まあいきなり言われたらビックリするかもしれませんが、ある意味ただ手厳しいだけなので、良いっちゃいいんでしょうけど、言葉のチョイスが乱暴だったり、人が話してるのに被せるように言っているのを見ると、「人に物事を伝えるんだったら、もう少し丁寧に話せばいいのに。」って思ったりします。良いこと言ってるかもしれないのに、言動が乱暴なばかりに相手に思いが伝わらないことも有ろうかと思います。

まぁ個人的には正直苦手だなぁと思うわけです。会ったことも話したこともないんですけどね。(;^_^A

そんなとき、ふと思ったのが、私って、ただ最初に感じた感情的な印象で嫌ってるだけなんじゃないか?
ということ。

テレビやツイッターなどで見せるのは、その人のほんの一面しゃないか。
だから、その人を嫌いになるほど思う材料としては、ちと少なすぎるんじゃないか?

いやね、テレビの向こうの人たちなんて、そもそも会ったこともない他人であるわけですから、好きとか嫌いとかお互いに考える必要は全くないとは思うんですよ。
ただ、自分がなぜ、そんな感情を抱いてしまったのか、その想いに達するまでのプロセスと、本当にそのプロセスは正しかったのか、ってのがすごく気になったんです。

その方達はどんな思いでそんな言動をしているのだろうか。
実は何か大きな理由があって、行動しているんじゃないのだろうか。
もっと多面的に理解することによって、その方の見方も変わるかもしれない。

もしかしたら、その思い、理由を聞けば、嫌いという感情は消えてしまい、むしろ好きになってしまうのではないか⁉︎

私がたまたまそう思った方達は、様々な会社や事業を運営しておられ、自己啓発本なども出しておられる著名人でもありました。

そう、これまでは、「そんな方たちの書いた本なんて、読んでられるか!」とずっと敬遠していたのですが、じっくり考えてみたら、「彼らはどんな文章を書くんだろう。」と、あえて読みたくなってきたのです。

正直、その方々に印税入っていくのがちょっと癪ではありましたが(笑)、私は、何冊かその方々の著書を購入し、実際に読んでみました。

・・・。

実際読んでみると、あれだけ言い方が乱暴だなぁと思ってた方も、それなりに思いがあり、自分の中に芯があって行動しているのかと、思ってしまったじゃないですか!😅

本なので、言わば著者の独壇場、さらには活字というものによって説得力が高くなっている、という心理はあるでしょう。
しかも、いつもの乱暴な口調が文章からは感じられません。
私は、ある方の著書を読み終えたとき、「この人も別に嫌うほど悪い人じゃないよなぁ。」って思ってしまいました。

いやはや、ほんの一部の情報だけで、好きにも嫌いにもあっさりと転がってしまうところ、感情というものの恐ろしさを身を持ってもって感じたところです。私が流されやすいだけかもしれませんがね。😅

なるほど、本に書かれている考えを踏まえたうえで、その辛辣な言動を改めて見てみると、また違った印象を受けます。
言い方は乱暴ですが、言いたいことの芯は一貫しているのです。

本を読ませていただき、共感できるところ、自分もそういった考えを取り入れても面白いかなっていう部分も多々あり、とても勉強になりました。
不思議なほど、以前ほど嫌いだ!という感情を抱かなくなりました。

もちろん、それでその乱暴な言い方を肯定するというわけではありませんけどね。

なるほど。

情報理解が浅いと、文字通り浅はかな判断をしてしまうものなんですね。

逆に言えば、表面上だけの情報で、好きだの嫌いだの判断してしまうのって、結構愚かな行動だなって思います。

どうでもいい相手だったら、そういう第一印象で処理してしまっても構わないかと思いますけどね、学校生活や仕事など、いろんな組織の中で、どうしてもこれからもつるまないといけない相手だったら、そういうわけには行きません。

「嫌い」とか「苦手」と思うストレスは、体に決して良くありません。ストレスは最大の不健康の元とかも言われますからね。そんなもんで時間を奪われるなんて、もったいないことこの上ありません。
そんな時間や頭を、自分のやりたいことに注ぎ込むことが、よっぽど有意義です。

しかも、苦手だと思う意識を持ってしまえば、自分の言動が辛辣になってしまう可能性もありますからね。
同じ土俵に立つことは避けなければなりません。

私は第一印象が苦手だと思った方々の著書を読んだ結果、その方々を苦手とは思わなくなりました。

つまり、身近でもし乱暴な言い方をする方達に出会ったら、その方達に「本」を書いてもらえば、苦手意識がなくなるんじゃないかと思うわけです。😅

本は、自己啓発本でも、小説でも絵本でもなんでも構わないと思います。

もしくは、本を書いてもらわずとも、その方の話をじっくり聞く機会を作ってみるのです。もちろん傾聴のみ。反論してはいけません。

そんな主張が激しい人ほど、快く語ってくれたりするかもしれません。

そのひとときで、その方への苦手意識が消えてしまうのであれば、安いものです。

ただね、私は今回、別のある苦手な方の著書を読んで、全く印象が変わらなかった方もおりました。

つまり、世の中には、どんなにその方の情報を入手しても、わけわからん人に変わりない、苦手なままの人というのもいる、ということです。

それはそれで面白いんですけどね。
ただ、以前よりは、ある意味軽い気持ちで考えて見ることができるようにはなりました。

いずれにしても、第一印象で決めてしまうのはもったいないということです。これだけはとてもよくわかる勉強をさせていただきました。

気になった人には、本を書いてもらいましょう!😅

それではまたノシ

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嫌いな人には本を書いてもらおう」への1件のフィードバック

  1. ぱつん

    こんにちは!

    大きくうなづきながら読ませて頂きました。
    私も同じような流れは体験したことがあります。
    現実にそばにいない、会ったことのない方々でも
    とりあえず、一面で判断しています。
    (それでも、第三者にはその事は口にする事は、めったに、ありません。家族にでも・・・その後、自分の心が変わる事があると予測されるからです。何故このような態度を?何故このような言葉を?それを考えている時が、表現は適切ではありませんが、楽しいのです。)
    苦手であった方の、別の一面を知るだけで、見事に逆転する心が、大変ゆかいで、その感覚、その瞬間が大好きです。たまらなく好きです。♫
    日常でも、その逆転劇は、繰り広げられており
    これまた、苦手な方が、え?・・・っと
    メンコが変わるようにひるがえり(どっぷり昭和の人間であります。)心豊かな一面を知ってしまうと、もっともっと知りたくなる。
    ギャップがあればあるほど、メモリがマイナス地点から、ぐんと上がる⤴️どんどんひかれてゆきます。それでも、何故?何故?が溢れてくる、私に予測できない行動・言葉を発する人間に興味があるのかも知れません。
    その逆も、またしかり・・・

    バケツに溜められた水・・・
    プールの水・・・
    池の水・・・

    よりも、海にひかれます。

    訳のわからぬ事いいまわしで
    失礼いたします。m(_ _)m

    ありがとうございました。

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