それでは手話通訳課題プレイヤー(以下、「プレイヤー」と言います。)の使い方を解説します。
起動
SignTaskPlayerフォルダー直下にある手のアイコンでおなじみのSignTaskPlayer.exeをダブルクリックして起動します。えっ?手の形に見えないって?(しつこい)アイコン募集しています~(他人頼み)
画面の説明

起動してすぐの状態は、「課題管理」の画面になっています。字がつぶれてわかりにくいですが、画面上部中央に5つのタブがあって、一番左のタブに色がついていると思います。タブは左から、
- 課題管理:用意した課題や、受講生らがアップロードした動画・音声ファイルが一覧で表示される画面です。
- アップロード:受講生がファイルをアップロードする際の二次元コードが表示される画面と、アップロードされたファイルの一覧が表示されます。
- 同時再生:課題の動画や音声と、受講生がアップロードした動画や音声を同時に再生するプレイヤーです。
- 動画再生:課題や受講生がアップロードした動画や音声を再生する画面です。
- バージョン情報:このアプリのバージョンが表示されます。
課題を取り込もう
それではまずは課題となる動画(または音声)を取り込んでみましょう。
今回は、説明を簡素化するために、読み取り動画(手話語りが収録された動画)を準備するという前提で説明をします。
動画はMP4などの動画ファイルで用意していただきます。DVDなどから直接取り込むことはできません。
動画の生成方法はここでは説明しませんので、別のサイトなどで方法をお調べになられて、ファイルを作成して戻ってきてください。すみません。💦
というわけで、mp4ファイルを作成したとします。
- 課題管理タブを開きます。
- 課題名には、その課題のタイトルを入力します。
- 動画ファイルは、「参照」ボタンをクリックして選択します。
- 再生開始位置はとりあえず0のままで結構です。
- 「保存」をクリックします。
これで課題がリストに追加されました。
別の課題をさらに追加したいときは、画面左下の「追加」ボタンをクリックして、リストに行を追加したのち、課題名等を設定してください。
「削除」ボタンをクリックすれば課題を削除できます。(動画ファイルは消えません。)
動画を再生してみよう
それでは取り込んだ課題を再生してみましょう。
動画再生タブを開きます。
ファイルのドロップダウンを開いて、今保存した課題を選択して、「開く」をクリックします。

準備が完了すると、動画の再生が始まります。とりあえず「停止」をクリックして、動画を止めましょう。
この画面では下記のショートカットキーが使用できます。
- スペースキー:動画の再生・一時停止ができます。
- 左カーソルキー:動画を2秒巻き戻します。
- 右カーソルキー:動画を2秒進めます。
「再生」ボタンをクリックすると、3秒のカウントダウンののち、動画が0秒から再生されます。
もし、動画の再生開始位置を変更したい場合は、再生開始したい場所まで動画を進め、「現在位置を再生開始位置に設定」をクリックしてください。以後は、カウントダウンののち、その位置から動画が再生されます。
マーカーについて
動画には、再生開始位置の他に、マーカーを複数付けることができます。このマーカーを打つことによって、右側のマーカー一覧をダブルクリックすることによって、その地点から再生することができ、確認したい個所を何度も確認する際に活用できます。
また、画面上部の「リテンションモード」にチェックをした状態で動画を再生すると、マーカーのポイントで自動的に動画が停止するようになります。リテンション(ある程度動画を再生したのち、保持した記憶を頼りにシャドーイングする練習方法)する際にご活用ください。
課題に挑戦してみよう
ではみんなで課題を見ながら手話通訳に挑戦してみましょう。
今回は、手話による動画ですので、手話を音声日本語に変える「読取り通訳」を行います。
動画再生タブを開いて、課題を開きます。
リテンションモードのチェックが外れていることを確認してください。
続いて、画面の右下にある「再生」をクリックするのですが、その前に約束事があります。
再生ボタンをクリックすると、3秒前カウントが始まります。受講生の皆さんは、カウントダウンを録音に吹き込んでください。これは後で再生開始位置を調整する際に使用します。
それでは皆さんのスマートフォン等で音声を収録してください。
注記:通信機能があるデバイスで録音しないと、次の節で音声データをアップロードできませんのでご注意ください。
音声ファイルの書き出し
私の環境はiPhoneなので、iPhoneの画面で説明します。
課題の音声は「ボイスメモ」というアプリで収録しました。iOS標準のアプリです。
このアプリで保存された音声データは、そのままではそのアプリ上でしか再生できませんので、いったんスマホ内でファイルを書き出します。
まず、ボイスレコーダーで街頭の録音の右上にある三点リーダーをタップします。

次に、「共有」をタップします。

ファイルを保存するダイアログが表示されますので、とりあえず「ダウンロード」に保存しましょう。保存場所が「ダウンロード」になっていることを確認して「保存」をタップします。

これでボイスメモのファイルが保存されました。
音声データをアップロードしよう
それでは受講生の皆さんの音声データを講師のPCに転送(アップロード)してみましょう。
プレイヤーの「アップロード」タブを開いてください。

このように二次元コードが表示されますので、スマートフォンからこれを読み取ります。
正常に接続すると、スマートフォンに動画や音声の送信画面が表示されます。

- お名前:受講生の名前を入力します。
- 課題名:わかりやすいように課題名を入力します。
- 動画・音声ファイル:「ファイルを選択」をタップすると、「写真ライブラリ・ビデオを撮る・ファイルを選択」という選択肢が表示されます。今回はファイルに保存していますので、「ファイルを選択」をタップします。
ちなみに動画を送信する際は、「写真ライブラリ」をタップします。

先ほど保存したファイルを選択します。ファイル名が分かりにくいときは、保存時間を見たら、ついさっきの日時になっているはずです。
こんな感じになったら、「アップロード」をタップします。

アップロードが無事完了すると、「アップロード完了」と表示されます。

アプリの「アップロード」タブを見てみると、動画の一覧に今送信したファイルが追加されているはずです。

音声を再生してみよう
受講生がアップロードした音声データを下記のいずれかの方法で再生してみましょう。
- アップロードタブで、リストに表示されたファイル名をダブルクリック。その後、「再生」をクリック
- 動画再生タブで、ファイルのドロップダウンリストからアップロードしたファイルを選択して、「開く」をクリック。その後「再生」をクリック
音声データなので画面は暗いまま、カウントダウンが表示されたのち、音声が再生されたはずです。
再生開始位置を調整しよう
音声収録時に、画面に表示されたカウントダウンを声に出して収録したと思います。この声を頼りに、動画の再生開始位置を調整してみましょう。
音声データを再生してみると、カウントダウンが聞こえたと思います。そして、ゼロのタイミングで画面右の「現在位置を再生位置に設定」を押してください。

以後、この動画の「再生」をクリックすると、カウントダウンとともにこの動作開市から再生されるようになります。
課題と同時に再生してみよう
課題の動画に乗せて、音声データを再生してみましょう。
同時再生タブを開いて、動画用のリストから課題の動画を選択し、音声用のリストから受講生からアップロードされた音声データを選択し、「同時再生」をクリックしてください。

それぞれの動画や音声は、あらかじめ設定した再生開始位置から再生されるので、きれいに動画に読取り通訳の音声が乗っかっていると思います。
アプリの大きな操作方法は以上です。最後に、リテンションモードを説明して終わります。
リテンションモードで動画を再生してみよう
リテンションとは、動画を区切って再生し、流れた手話表現を記憶して、動画が一時停止した段階で記憶した手話表現を表出するという「記憶保持」の練習方法です。
このアプリの動画再生タブには、「リテンションモード」というチェックボックスが用意されており、このモードで動画を再生することによって、指定したマーカーに到達すると、自動的に再生が止まるような再生が行えます。
再生停止位置(マーカー)の設定
動画を再生して、一時停止したい場所になったら、「現在位置をマーク」というボタンをクリックしてください。再生中でも一時停止中でもクリックできます。微妙に違ったなと思ったら、マーカーを削除して、再度設定してみてください。マーカーの削除は、削除したいマーカーをクリックして、「選択マーカーを削除」をクリックします。
マーカーをダブルクリックすると、再生位置がそのマーカーにジャンプするので、スペースキーで再生が開始されます。