昨年あたりから、やけに近点距離の焦点が合わなくなってまいりました。
これがかの「老眼」というものでしょう。
私はずっと裸眼でして、こうした人は早くに老眼になるよ、という話は有名ですが、これほど急激に訪れるものとはさすがに予想しておりませんでした。
今年に入って老眼鏡を購入し、小さな文字の資料を眺めるときはかけるようにしておりますが、眼鏡ってこんなに疲れるものなんですね。40を過ぎるといろいろと年齢を意識せざるを得ない出来事が重なります。
歳と言えば、眠りが浅くなるとか、早くに目が覚めるようになるとか言いますね。
確かに睡眠は大事で、遅くまで夜更かしすると次の日の午前中の仕事のやる気がダダ下がりしたりします。
そんなあるとき、友人に「快眠サポートアプリ」なるものを紹介していただきました。
なんでも睡眠中の状況をスマホが解析し、快眠をサポートしてくれるというのです。
私も早速手前のandroidにいくつかあるアプリの中の一つをインストールし(アプリ名はとりあえず伏せます。)、試してみることにしました。
まず、個人的に素晴らしいと感じたのは、自身の一番ベストな睡眠時間がわかる、というものでした。
睡眠というものは、ご存知の通り、寝すぎてもきついものです。自分がどのくらいの時間寝れば、一番疲れが取れるか。これを理解することはとても有意義であります。多分。
夜寝る前に、このアプリを起動し、「おやすみ」ボタンをタップします。
すると、アプリは睡眠測定モードに入り、それなりにバッテリーは消耗するようですが(充電するので無問題)、睡眠の質を測定しだします。
朝起きたときは「起きる」というボタンをタップします。
このとき、画面に5つの顔マークが表示され、起きた時の自分のコンディションと合った表情を選択するのですが、この実績がある程度蓄積してくると、にこにこマークがどのくらいの睡眠時間で一番多く出現したかがわかるわけで、つまり自分のベストな睡眠時間がわかるというのです。
私の場合は、6時間ちょうどがベスト。
これがわかっただけでもこのアプリをインストールした甲斐があったようなものです。
ちなみにこのアプリは、アラームを止める際に、簡単な「計算問題」を出現させ、それを解かないとアラームが止まらないという機能があります。
寝起きが悪い私がぱちくり目を覚ますにもってこいの機能だ!ということで、さっそく利用してみたのですが、計算式がかすんで見えずに間違いまくるというね。
どういう状態が浅い眠りなのか、深い眠りなのかはよくわかりませんけどね。
目覚ましとして使い続けることで、すっかり自分の生活の中に溶け込んだこのアプリですが、あるとき、私は突然アンインストールしてしまったのです。
このアプリ、無料なのですが、睡眠測定中の画面の下部に「広告」が表示されます。
その日、「おやすみ」ボタンをタップして、うとうとと眠りモードへ出発しようとしたときです。
広告とわかっていても、この手の広告は一瞬ドキッとさせられてしまいます。
「快眠アプリ」のはずが、さすがにこの広告は快眠を妨げてくれました。さすがにワロタです。
広告というものはインパクトが大事でしょうから、そもそも寝ようとしているときに表示させるのは快眠の妨げの何ものでもありません。まぁこのアプリの作成者も、こんな広告が表示されるとは思ってもいなかったかもしれませんけど。
しかも、目が覚めて「起きる」ボタンをタップするときにも、この「ウイルス広告」がまた表示されたものですから、残念ながらアンインストールボタンを押してしまいました。
結構良いアプリだったのですが。
完。
※ 快眠サポートアプリは、とても便利なアプリです。皆さんも一度使ってみてはいかがでしょうか。