うちの両親、特に親父は、昔からとにかく人情深く、正義感が強いというんでしょうかね。困っている人を見ると、ほっておけず、助けようとする、その行動力には、見ていて本当尊敬する父親であります。親父みたいに動いているかな、とたまに思うことがありますが、その辺に関しては、なかなかたどり着けそうにありません。
一方で親父、とにかく機械に疎いんです。(´_ゝ`)
だがしかし、「ちょちょっと扱えば誰でも立派なことができるのが機械というもんだ。」と思い込んでおり、パソコンでもワープロでも、とにかく機械に手を出してしまいます。
結局「やり方がわからない」とすぐに電話をかけてきたりするんですけどね。(;´・ω・)
年末の時期になると、毎年恒例の「年賀状の作成」の依頼であります。
年賀状の作成依頼を受けるのはまったく問題ないのですが、うちの親父がとにかく外面が良く、親戚で集まったときの酒の席なんかで「年賀状パソコン使えばきれいに作れるよ!」「そっちんとも作ってやろうか?」と親戚やら友達に年賀状を作成できるぜ!作ってやってもいいぜ!アピールをして、年賀状作成を安請負してくるのです。作るの私なんですけどね(;^_^A
機械に疎いとは言いながら、さすがに親父も何年も同じことを繰り返すうちに、文字の入力は普通にこなせるように、登録住所の変更や表面の印刷は、何も言わずともできるようになりました。
これはこれで、70歳過ぎの一般のおじいちゃんよりは実はできるかもしれません。
そして今年も、件の依頼を済ませ、家に帰ったのですが、家に着くと、親父からの着信履歴が数件ありました。
何なのかと思い連絡してみると、
あー。まーた、何か請け負ったな?(;^_^A
さしずめ「あ?パソコンが動かんって?どげんね見てやっけん。」とでも言ったんだと思います。
直すの私なんですけどね。
そう言って、親父は一度電話を切り、ビデオ通話をかけてまいりました。
確かに画面を見れば症状がわかりやすいですね。
ビデオ通話が始まると、いつも見る親父の顔がふらふら揺れながら映っております。おそらく移動している最中なのでしょう。結構シュールな映像であります。(笑)
それなりに言葉で症状を説明しはじめる親父。「これ、ビデオ通話の意味なくねぇか?」と内心思っていると、スマートフォンをひっくり返して、PCの画面を映そうとしてくれました。
ただ、映るPCの画面は近すぎてボケてるし、すごく寄りすぎてて画面の一部しか見えません。(苦笑)
ビデオ通話をしたことある方ならわかると思いますが、カメラを背面カメラに切り替えれば、見せたいパソコンの画面を見せながら話ができるわけです。親父のスマホにも当然背面カメラはついておりますし、親父には以前から何度もカメラの切り替えはレッスンしてきたのですが、これほんと意外に伝わらないものです。(;^_^A
ボケてブレブレの画面(Windows10っぽい)と親父のセリフから察するに、「デスクトップのアイコンが最近やけにでかくなったので戻したい。」ということがわかりました。
親父にデスクトップアイコンの大きさを調整する操作を教えなければなりません。
これはデスクトップ上で、「CTRLキーを押しながらマウスのホイールを回す。」という簡単な操作で実現できます。
さすがキー入力に関しては長けている我が父。
難しかったかな・・・。
マジか。
先ほどから天井しか映し出されていないビデオ通話の映像を見ながら、原因は何だろうと考えているうちに親父から予想外の一言。
そこからかーい!
CTRLキーが実はFnキーなんじゃないかとか、デスクトップじゃないところがアクティブになっているんじゃないかとか、そういう想定はしていたのですが、そもそもマウスとPCの接続が確立していなかったというハードウェア的な問題だったようです。想定外です。
状況を教えたいのでしょう。スマホの画面にはマウスの底面が映し出されており、
それは映してもらわなくてもわかります。
おそらく、なんかしたのでしょう。(;^_^A
どうやらうまく行ったようで、友人にアイコンの大きさを確認してるようです。
そういって天井の映像がころりと動いて親父を一瞬映した後、通話が途切れました。
・・・無事ミッション完遂であります!(;^_^A
このように、私の父親に対するPC無償サポート範囲は、親父がエエカッコシイであるがために、親父のサポート範囲を含んでおります。
こんな感じですが、親父のカッコよさを維持する一助になるのであれば、これからもサポートし続けていきたいと思います。
それではまたノシ