【連載】第3回 Web版ゲームブックの製作(1)
少し前からホームページ上に「バイカルクエスト」というweb版のゲームブック“みたいなもの”を掲載しております。
トップページのゲームのコンテンツに置いておりますので、興味がありましたら暇なときにでもプレイしてみていただければ幸いです。
この連載では、この自作ゲーム「バイカルクエスト」に関する製作話などを投稿しております。
第3回目は、web版の製作に関してのお話です。
第1回では、コンピュータープログラミングとの出会い、自作ロールプレイングゲーム「バイカルクエスト」をプログラミングするもなかなか完成せず、第2回では、それならばとゲームブックという形で大学ノートに書いて一応完成させたという話を書きました。
あれが中学生の頃の話ですから、それから30年くらい経過したでしょうか。
2018年の秋。
それまで頭の中でなんとなくプロジェクトとしては立ち上がってはいたのですが、実際に着手したのは、そのときだったと思います。
私はノートパソコンでスロットを回すプログラムをちまちま作っておりました。
はまっていたときは、四六時中ノートパソコン片手にコーディングしまくってました。笑
スタバでノマドで、車の中で、バドミントンの休憩中にと、とにかくどこでもかしこでも。( ´∀`)
web版バイカルクエストのモジュールは、大きく分けて3つの機能に整理しました。
ステータス管理や画面遷移などの通常画面の表示・動作部分、バトル画面、そして、文章データからhtmlを生成する部分です。
web形式で作ることは決めておりましたので、通常画面とバトル画面はJavaScriptで書き、html生成の部分はPythonで書きました。
Javaは触ったことがありましたが、JavaScriptを触るのは初めて。Pythonは、以前ゲームをやりながら覚えましたので、なんとかなりました。笑
ゲームを作るのがライフワークなのに、仕事向けのプログラムばかり作ってきましたから、ゲーム向けのルーチンを作ったことは、とても勉強になりました。
なお、「気をつけたこと」は、
恥ずかしいロジックを書かないようにしていたことですかね。汗
だって、ソースは誰でも見ることできますからねぇ。苦笑
あとは、原作がかなり他の著作物が登場するものでしたから(そもそも内輪でしか楽しまない予定でしたからね)、それらをできるだけ違う名称にしたり伏せたりする作業も行ないました。それでも一部残ったような気もしますが・・・、あくまで別物ということで・・・。汗
ちなみにコーディング作業は、Microsoft Visual Studio Codeという、マイクロソフトのIDEを使用して開発したのですが、これが優秀だったに尽きます。
コードの記述ではそこそこ記述をサポートしてくれます、定義への移動もやりやすい、デバッグもChromeで行いましたが、バッチリやりやすい。そしてなにより動作が軽い!
原作の手書きの本と同じように、途中別のゲームをやったり、別の趣味を楽しんだりと中断しながらも、なんとかプレイできる程度まで完成できました。(半年くらい?正味は1か月くらいか。)
そこからも長かった!
バトル画面では、相手の魔物の絵を表示するようにしておりまして、その絵を用意しなければなりません。
絵心はありませんが、自作にこだわりたかったので、自分で絵を書くことに。
少しずつ絵を完成させていきながら、なんとか人様に見せられる程度までは作り上げることができました。(これも半年くらいか。正味は1か月もないやろうなぁ。)
次はいよいよクローズドベータテストです。
(おお!なんか響きがカッコいい!笑)
(第4回へ続く)