Home > 研究日誌 > 必死にやるということ

必死にやるということ

私は地域の消防団に入っています。

先日は年の初めの一大行事、消防出初式がありました。

うちの地域では、消防出初式の式典の後、地域に戻ってからも、住民や子供たちと一緒にイベントを行うという熱心ぶりです。

消防団は、常に待機している消防署員とは違い、普段は自分の仕事をしていて、火災発生時や大規模災害が発生した際に、地域で消防活動や救助活動を行います。
ただ、火災発生時などにいきなり消火活動ができるわけもなく、消防署員とは頻度やレベルは異なるとは思いますが、普段から訓練や、防災啓発活動などを行っています。

夏の終わりには地域のポンプ操法大会もあるため、大会前1~2か月程度は毎週数回程度、大会に向けた訓練を行います。暑いし、走るし、ホースを伸ばしちゃ~巻いたりと、まぁそれなりにきついものです。

multas
なんで消防団に入ったの?

たまにそういう質問を受けるときがあります。

なんででしょうね。(´_ゝ`)

例えば、学校の部活なんかを、練習はきつかったりするのに「なんでそんなきついのに続けるの?」と言われているようなものでしょうか。

私の場合は、地元の人と知り合いが増えるようにということが加入したときの動機でしたけども、消防団に入った当初は、それはそこそこ「入らなかった方が良かったかなぁ~。」と思ったもんです。

1つは、それなりに出事が多いということ。それはつまり自分の時間がそれだけ削られるということです。
もうひとつは、周りの人たちは地元の人で、私は移住してきた者だったので、あまり地元の話も通じずギャップを感じていたことです。何というか昔話も合わないし、みんな自分の実家が近くにあるのに、私だけ実家は離れたところにあるという、細かい話ですが、それなりに疎外感を感じておりました。

地域の方たちと知り合いになりたかったとはいえ、ここまでやる必要はあったのだろうか、と。

しかしながら、消防団の付き合いが長くなるにつれ、消防団に入って良かったなということも、たくさん出てきました。

団員みんな昼間は、それぞれに仕事をしています。いろんな仕事の方たちがたまに集まって訓練して、飲んで話したりします。私は事務職ですが、大工さんや土木の仕事をされている方や自営業の社長さんなどの話を聞くのは面白いものです。道具を直したりするのに、大工さんが金槌使うのを見ているのなんかは、惚れ込むほど上手かったりします。
異業種の方々と交流する良い機会になっています。

また、消防団は、極端に言えば、いわゆる軍隊と似たような規律を持っています。上下関係を重んじるのはどこのビジネスの世界でも同じかもしれませんが、下働きとして炊事場に立って食器を洗ったり、各個訓練(敬礼、整列、行進など、部隊行動の訓練)があったりと、一般的な仕事の世界ではあまり経験しないような、厳しさ、緊張感があると思います。

それは実際に火災などが発生した際に、指揮命令系統が乱れず確実に行動できるようにすることなどが目的でしょうが、何事も一生懸命取り組む、ということを学ぶ場でもあると思います。

昨今、一生懸命や必死に行動する姿は、嘲笑される傾向にありませんでしょうか。「何をそんなに必死なの?(笑)( ´艸`) マジメか!( *´艸`)」みたいな。

そりゃー訓練は一生懸命、飲むときも必死に取り組みますけど(;^_^A、それぞれ自分なりに地域の防災リーダーとして誇りを持っていて、私はとてもカッコいいと思います。

先ほどの質問、「なんで消防団に入ったのか。」

加入した動機は、先ほども話した「知り合いを作りたかった。」というものでしたが、「なんでまだ続けているのか。」について、それは入ってみないとわからないものなのかもしれません。

自分が今まで歳を重ねてきた中で、職場の先輩や恩師など、「ああ、この方は良い人だなぁ。」と思える人って、どんな人だったでしょうか。

私が思い浮かんだ先輩方は、ガチで怒ることもありましたが、本気で話を聞いてくれましたし、全力で支えてくれました。心がカッコいい先輩です。

では、自分はどうありたいか。

自分もそういう風に、カッコ良く誇りをもって行動したい、と思うわけです。
そんなカッコよさを勉強できる場、消防団はそんな場所のひとつであると私は思います。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Home > 研究日誌 > 必死にやるということ

Search
Feeds
Meta

Return to page top