限界は、突破するためだけにあるのではない

限界なきおじさん
限界というものは、それを認識したら、そこが限界だ。
だから、常に限界というものなんかないと思いながら、進歩し続けるのだ。

とおっしゃった方が、いたかもしれません。

multas
あいまいだなぁ。(;^_^A

とてもいい言葉と思いますよね。
たとえそれが限界だと思っても、他に道はあるかもしれない。
クリエイティブの根源たる精神だと思いますね。

multas
ないものを作る。
あるものを変えていく。
そのためには、限界だと考えてしまうのではなく、覆していくことが大切てことだよね。
まるたしん
おお!

しかしながら、世の中には、そういう言葉では整理できない事柄というものもまた存在するのではないでしょうか。

multas
は?( ゚д゚)

先日、仕事も休みでしたので、私は近所にあるカレー専門店にランチを食べに一人ふらりと出かけました。
ここのカレーは、本場外国人の方が作るカレー専門店で、知人の知人の言葉によると、ダントツうまい!とのことです。私には比べるほどの舌を持っておりませんが、休みの日には1人ふらりと通うほど好きではあります。

こちらの店では、辛さが50倍くらいまで1倍刻みで選べるようになっており、10倍未満が中辛、10倍以上は辛口の部類に入るようです。
これ実際に食べてみると、「倍」という表現が適切なのか?とも思えるくらい、10倍でもココイチの1辛にも満たないんじゃないか?くらいの辛みしかないように思います。
私は大体中辛が好みですので、来始めは5倍くらいから始めて、最近では辛口の入門である10倍程度に定着しているところでした。

「もう少し上を目指してもいいかもしれない。」

その日の私は、そうしたチャレンジ精神がいつもよりも増していたのかもしれません。

ゴージャスに税抜き1300円のセットメニューを注文し、

まるたしん
20倍、でお願いします。

未知の世界に挑戦してみることにいたしました。

ところが、

店員さん
20倍、
辛いですよ?

こちらの店舗には何度も通っておりますが、警告メッセージをいただいたのは初めてのことでした。

確かに辛さが「20倍」と聞くと、びっくり仰天ですが、こちらのお店の「倍」というニュアンスが、私だけの先入観かもしれませんが、辛さに対する単位かと思いきや、どうやらスパイスの量のようです。未確認情報ですけど。
とにかく10倍が大したことないと知っている私にとっては、20倍といっても、ココイチでいうところの1.5辛といった程度かなと感覚的には思っております。
ココイチの2辛は、私にとってはとても辛かったですが、なんとか食べられる限界ギリギリのところに位置します。
しかし、カレーの味わいを楽しむには、少々行き過ぎのように感じます。
よって、ココイチにおいては、1辛が私にとってのベストチョイスになります。
ただ、1辛だと私の中では少々物足りなさを感じているのもまた事実です。ココイチで1.5辛などを選択できるのなら挑戦してみたいものですけど、多分そんな裏チョイスは存在しないかと思います。(あった場合は、是非ともご紹介いただきたいものです。)

一方、こちらのお店では、かなり小刻みに辛さを選べるわけです。
私にとって、どのくらいの倍数がベストマッチなのかを探索するには、とにかくいろんな辛さに挑戦するしかありません。
それはさしずめ、ゲーミングマウスにおいて、自分がどのDPIが一番合うかを微調整して探すようなものです。

multas
例えがわかりにくいわ。

既に覚悟を決めた私。
改めて20倍を注文し、満を持してカレーが到着するのを待つことといたしました。

ここのお店は、基本的にはカレーにナンを付けていただきます。ナンはおかわりし放題ですので、おかわりしないと損した気分になってしまいます。

到着したアツアツのナンにカレーを付けて食べてみます。

私、ナンがとても好きでしてね。まさに幸せの瞬間ってヤツです。裏切らない美味さです。

辛さに関しては、10倍のときと同様、最初の1口、2口程度では、「辛い」という感じはいたしません。

まるたしん
これは20倍でも物足りないんじゃないか?

実はこれ、食べる前に少し予想しておりました。
もしかしたら、20倍と言えど、まだまだ私の限界ではないんじゃないか、と。ふふふ。

今度は、このランチに付属の白ご飯にカレーを付けて食べてみます。(このセットには小サイズの白ご飯も付いてます。)

経験してみたらわかるのですが、ナンにカレーを付けるよりも、白ご飯にカレーを付けたときの方が、辛さがとても良く引き立ちます。

私はスプーンに白ご飯を盛り、カレーを付けて口に運ぼうとしました。

まるたしん
ん?

白ご飯+カレーを食べていないにも関わらず、口の中がヒリヒリしてまいりました。
どうも先ほどの1口、2口目の辛さが、今頃になって遅れて到着してきたようです。

まるたしん
お、辛くなってきた。

しかも変な汗も出始めてまいりました。

やはり、さすがに20倍ともなると、10倍とはレベルが違っていたと実感した瞬間でした。か・・・辛いぞ。

ま、でもそうは言っても、(これは痩せ我慢でもなく)食べられないほどではないというか、そんな激辛!というほどではないと思いました。
私の中の評価では、美味しく食べることのできる限界を少し超えている感じ、といった具合で受け止めました。

つまり私の場合は、10倍では物足りず、20倍では少々行きすぎているということ。せいぜい15倍くらいが丁度美味しく食べられる程度の辛さ、というファイナルアンサーが今ここで出た、決定した、ということになります。

これまでどおり、10倍を食べ続けていると、常に「これ以上の辛さに、もしかしたら今以上の最良があるのかもしれない。」という不満をもんもんと抱えながらカレーを食べ続けなければいけなかったかもしれません。
しかし、今日この日の挑戦によって、「15辛程度が一番おいしく食べられる辛さ。」という結論を得たわけです。
これからはそんな悶々とした気分でカレーを食べなくても良いようになったというわけです。これは我がカレーライフにとって、とても良いことではないか!

ちなみに、この日は、あまり食欲旺盛ではなかったのかもしれませんが、ナン一つだけでは損した気分になりますので、とりあえず「おかわりナン」を注文して、2つ目のナンも難なく食したことを報告させていただきます。ナンだけに!爆!!

このように、限界とは、とにかく突破するだけのものではなく、限界を知ることによって、そこから最良の解答を得ることがてきるということもある、というお話をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。

ちなみに、その日の夕方、猛烈な腹痛に襲われ、トイレに長時間居座り、夜はお吸い物しか食することができなかったことも、併せてご報告させていただきます。😂

皆様におかれましても、最良の答えを見つけるために、いろんな限界に挑戦していただければと存じます。

それではまたノシ

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