なんでも一生懸命

朝、身支度が整え終わり、さて仕事に行くかなーとしたとき、遠くから子供の声が聞こえてきました。
いや、怖い話とかではなくて😅
実際に別の部屋で子供が声出してるんですけどね。プシャー!とかズキューン!とかね。

多分ゴムのおもちゃかなんかで遊んでるんだろうなぁと思って覗いてみたら、案の定、ドラゴンボールのSDゴム人形みたいなのとオオサンショウウオ(筆入れ)が
戦っておりました。オオサンショウウオ(筆入れ)が小さなゴム人形を丸呑みしまくってましたので、オオサンショウウオの圧勝かと思われます。


【参考】オオサンショウウオのペンケース

それにしても悟空たち(?)にっとっては圧倒的不利な状態!

しかし!
ここに来て、体内に押し込まれた超サイヤ人ゴジータは、オオサンショウウオを体内から攻撃。形勢逆転からのオオサンショウウオにとどめを刺して壁に投げ飛ばされ!、、、

息子
なん?

遊んでいる姿を見ていた私に気づかれ、戦いは中断してしまいました・・・。(;´・ω・)

―――思い出します。

自分も小学生のとき、学校から帰ってきて、ランドセルを背負ったまま、靴も履いたまま、玄関の段差のところで車の消しゴムを使って夢中で遊んでいたことがありました。キキキキキッ!とかブジュー!とか言いながら。

とにかく夢中で小さな車たちの世界にのめり込んでました。

ふと、ひと気を感じ、後ろを振り返ると、父親がニコニコしながら眺めていたのです。
こんな早い時間に帰ってきてるなんて思ってもいませんでしたのでびっくりして、それまで遊んでいた世界からはあっという間に離脱し、恥ずかしさを感じながら、家に上がり込みました。

お父さんは、「よかとよ。遊んどいて。」と言ってくれましたが、なんだか熱中していた自分の姿を見られていたのが恥ずかしくて、熱もすっかり覚めてしまい、そのあと続きを楽しむことはありませんでした。

歳を取るにつれて、時の経つのはどんどん早くなっていきます。

あの頃小さかった子供も、もう中学生とか高校生になっていきます。
小さい身体で無邪気に遊んでいる姿なんて、今しか見られないと思うと、親としては、じっと目に焼き付けたいって思うものです。
あの頃、ニコニコしながら眺めていた父の気持ちも、「まだ遊んでいて良いよ。」って言ってくれた気持ちも、父となった今、わかるような気がします。

そのとき私は、父親から見られていたことに気づき、ビックリして、夢中になって遊んでいたことを中断してしまいました。

自分の子供には、そんな時間をじっくりと楽しんでほしい。

あの頃自分が感じた恥ずかしかった気持ちを、自分の子供には感じて欲しくないわけです。
子供が恥ずかしさを感じない、そうなるような親の行動の答えとはなんでしょうか。

私は考えました。

まずは、見つからないようにこっそりと見るという行為は、これ、見つかったときにびっくりしてしまいますので、これはやめた方が良いと思います。
遊びに集中しているとはいえ、気配って結構感じてしまいますから、気づかれてしまう確率って高いと思います。

なので、あえて堂々と眺める。

あとは、どんな顔で見ればいいか。

微笑ましく眺めているつもりでも、相手にとってはニヤニヤ笑われているように見えてしまうかもしれません。
ニコニコするというのは、相手の取り様によってニュアンスも変わる場合があり、危なくもあります。

っていうか、そもそも見られていたら、まず集中できないですよね。
「なに?」って思いますよね。

一人遊びをしているところを見たいという思いは親としてあるかと思いますが、果たして見たところで「ずっと見ていたいか?」と問われたら、いかがでしょうか。
ずっと見ていたいという気持ちももちろんありますが、正直まぁちょっと見られたら、結構満足ではないかと思うのです。

なので結局は、別の部屋で「声だけ」を楽しむ。
要はそっとしとく。

一人遊びをしているときは、頭の中には壮大なイメージが広がって、ストーリーが展開されているのです。

何かに集中して取り組む。勉強でも遊びでも何でも構いません。時間の流れがあっという間に感じるくらいに集中できるということは、とてもいい経験だと思うのです。

面白い映画を見たときは、2時間あっという間に経ってしまいます。

プログラムを組んでいて、とても捗ってコーディングしていると、いつの間にか窓の外が明るくなっていることもありました。

いずれにしても、そのとき、とても充実感を味わうことができました。

この充実感こそ、次の新しい挑戦への糧となっていくこと間違いありません。

テレビに集中していて、漫画に夢中になっていて、周りの言っていることが聞こえなくたって良いのです。いわば集中力の鍛錬であり、脳のトレーニングなのであります。

子供たちには、そんな熱中できるようなことの中から、自分に合ったものを見つけて、もしかしたらそこから生業に繋がっていくかもしれません。

親はそれを全力でサポートするってことですね。

つまり、普段から親自らが一生懸命に熱中する姿を見せるということなのです!

かみさん
ねぇ、お風呂掃除終わった?
まるたしん
えっ何?
かみさん
さっきお願いしたら「うん」って言ってたでしょ。(# ゚Д゚)

やべっ・・・。
どっかで無意識に返事をしてしまったようです。(よくある。)

集中するのは良いでしょうけど、適当な返事はしないようにしなければいけませんね。

それではまたノシ

コメント

  1. Multashin より:

    パツんさんへ

    お母さんはナイスなセンスの持ち主ですね!
    そんなお母さんに育てられたから、パツんさんもナイスなセンスを持ったマルタスフリークになっておられると思います!
    コメントありがとうございました。

  2. パツン より:

    とても興味のある内容なので、読みながら
    どんどん引き込まれていきました。
    先を読み進める前に、

    読みながら・・・

    私自身の気持ちも
    入り込んでしまい、私なら・・・
    と勝手にイメージして、
    たのしませていただきました。
    私の幼少期にも、同じ場面がありました。その場に出くわした母は、何の境もなく、その場面に入り込んできたものでした。
    私は、一瞬  えっ?っと思いながらも
    あまりにも突然の参加・・・
    同じステージではあるけれど、けして私とはかぶらない場所で、母の空想の世界は、はじまりました。
    私は、一瞬そちらに気をとどめたものの
    自然と、自分の世界へ戻り
    私を意識していない母の事を
    私も意識せず、時間は流れ・・・
    (母の戦略に、まんまとはまったのか?)
    私の方から、母の空想の世界へ歩み寄り
    静かにかさなり、一つの物語となったものでした。
    一緒の感動をわかちあえたかあとの
    何ともかいえない、満たされた気持ちを鮮明に覚えています。

    色んな環境・対応・ありますよね。
    貴方様も、貴方様のお父様の世界観も
    とても素敵で興味あるものでした。

    心があたたまりました。

    思い返してみると
    私は、私の子供達へも
    我が道のイメージで、ともにはの場に
    (乱入)していたように思います。

    あのまま、一人の世界を大切にしてあげたら
    良かったのかも。と
    今、ふと思いましたが、子供の頃は
    いくどとなく空想の世界へといったものでしょうから、きっと 一人の時間も大切に保てていたのだと思います。
    とても、心あたたまるチャンスを頂き
    ありがとうございました。

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