土曜日・日曜日と、県立ろう学校同窓会主催のイベントがありまして、ろう者の俳優で有名な砂田アトム氏、江副悟史氏、長谷川翔平氏の3人が来崎され、手話語りイベントが開催されました。
この御三方は、ろう者俳優としては有名な方々です。
砂田アトムさんは以前からよくユーチューブなどで動画を拝見しております。NHKみんなの手話などでの出演歴があるようですが、私はテレビではあまり見たことがありません。(すみません)
とても魅力ある手話をされる方だと思います。
私の周りにもファンが多くいらっしゃいます。カッコいいですね!
江副さんは、ここ数年テレビでよく見る方です。
ろう俳優であり、「サイレント」や「デフ・ヴォイス」の手話監修もされている方ということで、こうしたドラマの撮影の裏側番組などで見たことがありました。ああ、サイレントでは手話講師役で出演されていたのを思い出しました!
笑顔が素敵で、表情がとても豊かだと思います。
江副ファンも私の周りにいらっしゃいます。
長谷川さんは・・・今回初めて拝見いたしました(ごめんなさい)
イケメンだから目に止まらなかったのかなー。
土曜日は「手話ワールド」と称して、笑い有りの手話語りでした。
手話を音声日本語に通訳する「読み取り通訳」は付きませんでしたので、オール手話による舞台。音声によるセリフはないので、基本静かな舞台。いや、静かではなく、会場中が笑い声に溢れた感じでしょうか。
私も大いに笑わせていただきました。
手話による語りは、日本語を語るのでは表現できない魅力があることをよく感じることができました。
果たして、これを通訳された日本語を聞いて面白さが伝わるだろうか・・・。手話がわからない人でも楽しむような仕組みを考えることもできるかもしれませんが、相当なコンビネーションが要求されるように思います。
そうほら、結構前ですが、テレビで外国人の催眠術師が、通訳の人と一緒にペアで催眠術をかけてた番組があったじゃないですか。アレくらいの綿密な協働がないと伝えるのは難しいんじゃないかなと思いますね。
まるで映像が見えるような、あんな手話表現ができればいいなぁと羨ましがりながら見る、あっという間の2時間半でした。R1グランプリならぬR(ろう)1グランプリとかあれば面白そう。(どっちもR1だった。)
日曜日は、笑いから一変、長崎原爆資料館にて、同じくこの御三方による絵本読み語りなど、手話による一人芝居でした。
圧倒的な手話表現。一人ずつ舞台に立って、手話で演技をされました。すごい。
なんというか、私は手話表現に、宮崎駿監督がやるようなアニメーション表現に通づるものを感じました。
例えば、手話で汽車に乗る様子を表現するとき、ホームで汽車を待っていると、遠くから汽車がやってきて、最初は勢いよく煙を吐いていた汽車が、ゆっくり速度を落として自分の目の前でゆっくり止まり乗り込む。
汽車に乗っている場面に切り替わると、窓から見える風景を、近くの風景はあっという間に後ろの方に通り過ぎ、遠くの山々はゆっくりと移り変わっていく様子を表現する。一つ一つの動作が具体的で丁寧で細かい。
手持ちの道具は一切なく、これらを体一つで表現するのです。
でもね、この御三方に限らず、県内の私の知るろう者の方々も、同じように表現が達者なんですよね。
見たらわかるのに、いざ自分がやろうと思うとなかなかできないんですよね~。
まぁできる人がいるってことは、自分も勉強すればできるって信じてますけどね~ムフフ~
もっと勉強せんばな~と思った週末でした。
さて、いよいよ先週は、週1の更新を怠ってしまいました。
1日遅れての投稿でもできればよかったのに、全然何もできませんでした。
ですので、今回は約束通り、月曜日に投稿してみました。えっへん!
今後も日曜日か月曜日の夜には見れるように更新してまいりたいと思いますので、マルタスフリークの皆様は、週明けをお待ちいただければと存じます。
それではまたノシ