手話ではない会話のとき、つい手が動いてしまうことってありませんか。
え、ないって?
そうだなー確かにベテラン手話通訳先輩ほど、口話と手話を綺麗に使い分けているような気はします。
私の場合は、なんかね、普段手話は使いませんので、ふと、頭に入り込んだ単語を、「その単語、表現できるか?」と、自らにクイズを題し、その答えを体で表出してしまうんです。、クセなんでしょう。😅
ほら、帰国子女の人とかが、横文字の単語だけスラリとネイティブな発音になるのと同じですよ。
ただつい出してしまうならいいんですけどね、こんなこともあったりします。
カミさんとケンカしたとき、
つい指差してしまい、
と火に油を注いでしまう、なんてことも。
確かに、つい指差してしまってるかもしれません。
しかもそれで、その態度の失礼さを責められて、本来の論点がずれてしまい、余計話をこじらせてしまったりするわけです。😅
手話には、(確か)主語の明確化とか言って、対象となる人やモノを指差すという表現があります。
でも、手話を習うときにも言われました。
「人を指差す行為は、失礼に当たると思われることが多いので、注意するように」と。
いやしかし待ってくれ。
確かに「なんだテメーコノヤロー!」って思ったときって、相手を指すことはあるかもしれません。
しかし、自分を振り返ったとき、夫婦ケンカをしているときに、果たしてそう思いながら指を差していただろうか、と。
否!
よく考えたら、いくらケンカ中といえども、そんな指差しの使い方はしてないと思います。
心の中の思いは、まあ「なんだテメーコニヤロー!」かもしれませんが(笑)、それと同時に人を指差すようなことはしてないはずです。
そりゃ私も手話は習いたての勉強中ですが、人を示すときは、仲のいい人との会話を除けば、手のひらで指し示します。
そんないきなり人を指差す行為は行いません。、、、多分。
じゃあなんやろか。
ひとつは、どうもね、ついその人の考えたこと、とか、行為に対して、指差してるときがあるかもしれません。台所の家事のことだったら、炊事場といった「場所」を指差したり、手を使う行為ならば、その「手」を指さしたりとか。
それで相手が炊事場に立っていると、自分が指差されたと思ってるんじゃないかと。
あと有力な説としては、例えば「違う」という手話表現のように、人差し指が立つ手話表現というのは多くあります。
否定するときに、つい「違う」と指が動いていて、それが指差してるように思われるのかもしれません。
いずれの場合にしても言えるのは、お互いに「勘違いしている」なのです。
お互いの感じ方が異なってるから摩擦が生じてしまっているのです。
自分は相手に失礼なこととは思わずにしているが、相手は嫌な気分になっているわけです。
だからといって、「それは手話だから。指で何かを指すのは普通だから理解して。」というものなんでしょうか。
手話言語全体を考えると、そういうこともあるとは思いますが、共存のバランスというか、なんでもそういうわけではないように私は思います。
自分の考え方を押し付けない。
自分が絶対的に正しいとは思わない。
それぞれの考え方を尊重して、相手が嫌だと思うことをしないというのが、肝要だと思います。相手が、ね。
まあ指差す行為が、上から目線でも何でもなく、ただの「それ」とかって意味で捉えてくれる世の中になってほしいとは思いますけどね。
お互いの考え方を尊重してたら、そもそも夫婦ケンカも起きないんじゃないの?
なんでやろうねー😗(すっとぼけー)
ちなみにこの文章を、さて公開設定にしようかと思った日の午前中、職場の同僚に、
え?マジで?
と、言いながらその方を指差してました、、、。
それではまたノシ