一周回ってある意味最強フリクション
手帳の筆記用具は、予定が変わることを想定して消せる道具を使っています。
しかも、公私や重要性を区分するため、色の付いたものを使っています。
そうなるとあれです、消せるインクのアレ、パイロットの「フリクションペン」です。
かつてスケジュール管理はスマホで管理していたのですが、グーグルに予定が知られるのが嫌なの(笑)とかいろいろあって、手書きの良さを再認識し、紙の手帳を購入した際にフリクションペンを使い出しました。
フリクションは消せるという特徴はもちろんですが、適度な色の薄さが可愛らしくとても気に入っていました。
しかし、筆圧が高めな私だからなのか、かすれるんですよね。書き始めなんかかすれが顕著で、書く紙の下に紙を何枚か重ねて柔らかくしたり、ゆっくり書いたりしてフリクションの機嫌を取る始末です。
それが気に入らず、他の消せるボールペンを購入したりしました。
でも色が薄すぎたり、結局かすれるしで、なかなか自分に合うものに出会うことはできませんでした。
私は、この「消せるゲルインクペン界隈」というもの自体が、自分に合っていないんだと感じ、思い切って「鉛筆」に変えてみました。
変えたのは三菱の赤い芯の「ナノダイヤ」0.5mm。
はじめ、赤い芯だからか折れやすい印象でしたが、自分が普段愛用しているシャーペン(GRAPH1000 FOR PRO)で使ってみると、さほど折れなくなりましたので大変気に入りました。
このナノダイヤ、他の赤芯を試したことがないので比較できませんが、消しゴムで消した際も、普通の鉛筆と同じくらい、軽く綺麗に消せます。
ただね、、、個人の感想なのですが、手帳に書くには、0.5mmはちょっとデカイんですよね。
あと少し薄いかも。
また、細かい箇所を消しゴムで消すと、他の部分も消えてしまうのが少しストレス。
それに対して、フリクションは、消しゴムが細いので、ピンポイントに消せるのは良いです。
そして2023年。
この度私は、新しい手帳を購入する際に、またフリクションペンに戻ることを決意したのであります。
ちなみにナノダイヤの赤芯シャーペンは、それはそれで気に入りましたので、メモや資料に注釈を付ける際に活用しています。
濃くて0.38mmくらいの細めの赤芯シャーペンが出ましたら飛びつこうかと思います。
本屋に立ち寄り、久々フリクションペンのひな壇を眺めてみますと、替え芯の種類がいくつかあります。
どれも本体の形に合わせたスタイルだと思うのですが、「ビズ」と言われるシリーズは、やけにしっかりとした作りになっています。
替え芯の単価も少し高めなので、もしかしてこれかすれにくいやつなのではないか?
ただ、軽くネットで調べてみましたが、かすれにくさを追求したものではなさそうでした。
まあビズっていうし、私も仕事で使うしと、私はひな壇の上に並んでる透明プラスチックケースに入っている「フリクションボール2ビズ」を手に取りました。
手帳には色を分けて書きますので、多色は必須。
ただ、これまで手帳に書いてきた経験からするとせいぜい2色くらいしか使いません。
ので、私のファイナルアンサーは、赤と黒の2色。黒は青でもいいと思います。
さてさてナノダイヤの替え芯もついでに購入し、書店のレジに精算に行きました。
おいちょっと待て。
この手帳は、2000円弱するのは確認済みです。赤いシャー芯もせいぜい200円とかです。
残りは3000円くらいや。😱
あんな腰を下ろさなければ見ることのできない、ひな壇陳列のところにゴロゴロと置いてあるペンが、そんな値段するわけありません。
3000円くらいするとすれば、それはもっと高い位置に陳列され、他のペンとは別格の「ワンランクアップ感」が演出されているはずです。
このペンは、透明プラスチックの箱に入っているとはいえ、200円くらいのペンと同じところに置いてあったものです。そんな高いはずはありません。😅
私は失礼とは思いながら、レジ横に持って行かれたそのペンに手を伸ばし、値段を確認しました。
見つけるのに時間がかかったので店員さんに値段を確認しました。
確かによーく見ると書いてありました。3000円。
たか!
普通のフリクションが15本も買えるじゃないか。
そんなに価値あるの?ねえ、ねえ。
しかし、ここまで来た私は引くに引けませんでした。
(この手帳より高いなんて!)
いろいろ使いながらもまたフリクションペン使いになった私。
書き味は、以前とさほど変わっているとは思えませんが、ある意味最高の(値段の高さの)フリクションを手にしました。
これはもう、大事に、大事に使っていきたいと思います。
それではまたノシ